あなたは、保険員から「今の保険は古いので、新しい保険に転換しましょう」と転換を勧められたことはありませんか?ですが、生命保険は加入している保険が破たんになったのなら別ですが、加入して5〜6年経っても、契約金額1,000万円の保険は、(「逓減定期保険」のように一定期間ごとに保障額が減っていく保険を除いて)何年経っても保障が終了するまでは、1,000万円のままなのです。生命保険は、いくら年月が経過しても、契約した金額が変わることはないので、古いも新しいもないのです。
「転換」とは、あなたが現在加入している保険の現時点の解約返戻金を、新しい保険の一部に充当するということ。ですから、新しく加入した保険の保険料は定額より解約返戻金で充当した分、安くなるので、その分保障額を大きくしたりする。でも、実際は、現在加入している保険を解約したのと同じで、年月も金額も瓦解されるということなのです。ですが、保障料が安くなるとか、保障額が大きくなるなど、保険員に「転換」を勧められますが、実際は、保険会社が保障額を大きくしたのではなく、あなたに入ってくるあなた自身のお金で保障額を大きくしたのです。
「転換」で重要なことは、解約予定の現在加入の保険と新しく加入する保険の『予定利率』なのです。簡潔にいうと、この『予定利率』が高ければ保険料は安くなり、低ければ保険料は高くなる仕組みで、以前に販売した『予定利率』の高い保険を解約させ、「転換」によって『予定利率』の低い保険にとりかえさせれば、保険会社の利益につながるという方法のひとつです。
また、「転換」をする時は、前の契約に加入した時から年齢も上がっている分、当然のこと保険料も上がります。そして、低い予定利率の保険により、その分の保険料自体も上昇しています。そのことを悟られぬよう、保険員は契約者であるあなたに「転換」を勧めるのです。そうして、更新を繰り返し繰り返して、保険自体の質は加入当初より悪くなっていくのです。
